2017年6月9日金曜日

ツールド熊野

FBで投稿してたけど、改めて。

木曜の夜も明けきらぬ3時発で熊野の地へと赴く。
ろくに寝れなかったので、車内でひたすら寝る。
貴重な寝顔。 しゅんきの顔が険しい。どんな悪夢を見ていたのだろうか。
僕は、熊野の遠征から使用させて頂くことになったルディプロジェクトのアフター用アイウェアのスピンホークで日の光をがっちりシャットアウトして爆睡
サングラスとしての機能性は勿論ですが、遠征時に地味になりがちな見た目も派手になり、目立ちます。

どれくらい派手かって、
もうギラギラ。


道中の9割を見事に爆睡して、ツールド熊野プロローグの地に到着。

プロローグは700mのタイムトライアル。
1分近くをもがき倒せてコーナーが上手い人が上位に入るようなコース。

リザルト
54秒14で46位(出走110名)

コーナーがめちゃ遅くてタイムも伸びず。まぁ良くてあと1秒変わるかが関の山かな。the平凡

オープニングセレモニーでポディウムガールを拝見
両手に花っていいねー。
セレモニー中は眠くてほぼほぼ意識が飛んでた。

プロローグで11位、アンダー23では3位の大前が訳あってホワイトジャージを翌日の第1ステージで着用することになった。写真は取り忘れた。

そして迎えた第1ステージ。

前日から睡眠の質が悪すぎたのか、眠気がヤバい。そうなってくると頭も痛くて不安に陥る。
幸い顔から下が元気なのが救いだった。

新宮駅から20km近い長いパレードがスタート。
スタート地点まで残り数キロ地点でパンクした以外は平穏に進んだ。

少々の待機時間を挟んだのち、レースがスタート。
序盤は例のごとくアタック合戦。しかし自分は集団に埋もれて後方で喘ぐ。その時間が長すぎて、前に上がった頃には勝ち逃げ集団が出来上がっていた。
中盤でマトリックス土井選手に促され、集団牽引したものの力不足でものの数分で下がらされる。
終盤には大前、高木を引き上げる動きをしたが、勝ち逃げが17名も居たので結果的には無意味だった。

牽引したシーン。大学の後輩が中継を見ていたそう。こういうことを長く出来れば逃げとの差も埋められたんだろうなぁと力不足を痛感させられる。

そして、ゴール手前200mで落車に巻き込まれ負傷してしまったチームのエース大前が第1ステージで戦線離脱というチームにとって大打撃となる事案が発生し、第1ステージを終えた。

リザルト
89位/出走91名 2時間37分58秒 トップ差4分28秒


ツールド熊野第2ステージ

厳しい山岳ステージだが例年通りで行くと完走自体は難しくない。
ステージ優勝が出来る訳がないので、メイン集団での完走を目標に設定する。

現地までは自走。朝から体調がすこぶる悪いし眠気がやばくて気持ちが乗らない。
何か体調が良くなるもの、せめて眠気が覚めるものをと探しているとまずはサポーターの中島さんから頂いたコーヒーを発見、手に取りゴクリンコ。
これだけじゃ足らん、とまたまたサポーターの鈴木さんが差し入れてくれたエナジードリンクをゴクリンコ。
取るもの取ったので体調が良くなることを信じてチームテントでゆっくりする。
そのまったりとした時間に地元の女子高生が何用かでこちらのテントに訪れ、去っていく。
そして女子高生とすれ違いで戻ってきた監督からこの日、いやツールド熊野遠征中最大の賛辞を耳にすることになる。

"さささ、お前格好良いって言われてたぞ"

ここ数年、そんなことを社交辞令以外で言われたことがない。仮に本心で言われているのだとしても卑屈ゆえ信じてない。が今回のは女子高生同士の会話を監督がすれ違い様に聞いたという点で、本心に違いない。
この推理に基づき、表面的には「嘘だ~」と言いつつ心の中は有頂天にo(^-^o)(o^-^)o


コーヒー、エナジードリンク、格好良いを取り込みいざレース。

この日も初日程長くはないが10km程のパレード走行。 圧倒的尿意に耐えながらスタート地点まで。恐らくコーヒーとエナジードリンクのせいだろう。しかし、パレード終了後に用を足すことも出来たし、体調も回復しているようだった。サポーターさんに感謝の念を送りつつ、オールオッケーの状態でレースに望む。

スタート直後から登り。アタック合戦開始。
ファーストアタックにのみ付いていき、あわよくばを期待したが、逃げれる訳もなく諦めて集団内で振り回されることにする。辛いけど合戦に参加するよりは楽。今日はあくまでメインでの完走。
メイン集団で1回目の千枚田へ。キツイにはキツイが千切れる程ではなく、最難関の札立峠まではメインで行けそうだった。のだが、高木がメインからこぼれていたので、足もないくせに一緒に遅れる選択をする。
とりあえず札立峠に入るまでには二人ともメインに復帰。
「調子はどうだ?」なんて千枚田では高木より調子が悪くなかったからといって調子に乗り、「札立峠も近くに居るから」とアシストしますオーラをガンガンに出して、フラグを立てる
そして札立峠入って間もなくメインから遅れる。つまり高木からも遅れる。フラグ回収
急転直下の大ピンチに見舞われたが、後ろから完走目当てで走っているだろうブリッツェンの阿部選手、シマノのリーダージャージの入部選手が後ろから来たので、ここが最終列車だと必死に付いていく。
何度か千切れかけたが、札立を登りきり、恐怖に怯えながら下りをこなす。2回目の千枚田までシマノのアシスト陣がリーダージャージの入部選手を完走させる為に奮闘。大船に乗った気分で付かせてもらい完走への算段が付いたその矢先、何でもない区間で足がつりそうになる。つったら走れないので、グルペットから離脱して足を叩いたりして揉んだり誤魔化しながら独走開始。
2回目の千枚田を残しゴールまで30km程の出来事。
規制解除車が後ろに見えないので、焦らずつらないギリギリを攻める。
このまま持ち堪えろ~と願っていると残り10km地点でホイールから異音。勘弁してくれと一旦ストップ。パンクやブレーキシューが擦ってる様子はなく、一先ず走れることが確認できたので、完走目指して足を回す。どうやらニップルが取れていたらしい。
結局、コミッショナーのさじ加減だったが、何とか完走。去年よりも7分も速かったそうだ。
千枚田のteamUKYOのプジョル選手の値を聞くと納得。

リザルト
63位/出走65名 2時間55分40秒 トップ差15分54秒
因みにこの時点で総合順位が65名中65位の最下位。

宿に着いて諸々済ませて、犬養さんのマッサージを受けて日を跨ぐ前には就寝。


そしてツールド熊野第3ステージ。いよいよ最終日。
前日から自分自身決めていたこと、逃げに乗る。それを目標に会場入り。

体調の方はすっかり良くなっていた。
今回はパレードがないので、GTローラーを使ってアップ。

状態を確かめるがてら負荷を上げていくと、左の太もも外側がつりそうになる。
レース前につるとか洒落にならない。犬養さんのオイルマッサージでしっかりほぐしてもらい、もう一度ローラーで足を回してつらないことを確認、スタートラインに赴く。

スタートからアタック合戦。
狙っていた選手が行った時は飛び付いていく。
ブリッツェンの阿部選手や元チームメイトで今や雲の上の存在となってしまったアンカーの龍さんなど。
しかし、自身のキャパも計画性もなく踏んだ為、2周目に入る頃には集団最後方まで落ち、KOMが設定されている登りでいとも簡単に千切れる。
カーペーサーをうまく使って復帰したかったが、色々稚拙で離されてしまい、たった3周でtheend。
ヴェントスは高木のみが完走。流石の安定感だと思った。

レース終了後は、心底落ち込んだ。何なら今でも落ち込んでるくらい。
実力うんぬんもそうだが、それ以外のところで気付いてしまったことがあり、落ち込む大きな要因となっている。

自信を付けてツールド熊野を終えるつもりだったけど、まさか落ち込んで帰ってくることになるとは・・・・気づけば那須クリテ・ロード前日。

兎に角気持ちを切り替えて、那須に挑む。

ツールド熊野に帯同して頂いた
マッサーの犬養さん、メカの池田さん、チームの全体的なサポートして下さった二戸監督、大変お世話になりました。ありがとうございました!

0 件のコメント:

コメントを投稿